更年期障害（原因・改善方法・鍼灸治療の頻度）について

こんにちは。

きがわ上野鍼灸院　院長の木川 岳秋(きがわ たけあき)です。

このページは、更年期障害で悩む以下のような方に向けて書きました。

なぜなら私のもとには、更年期障害でお悩みの方から「症状を改善したい」「何とかなりませんか？」というご相談を数多くいただくからです。

そこで、まずお伝えしたいのは「更年期障害は改善できる」ということです。もちろん適切な方法で治療する必要はあり、症状や状態により、治療方針や治療期間は変わります。

以上を踏まえて、下記について紹介していますので「腰痛の改善」にお役立てください。

更年期障害とは、主に50代前後の女性に起こる症状です。女性ホルモンの分泌量が減ることで起こるのですが、閉経期前後であることや、生活習慣やストレスによる自律神経の乱れが原因になっています。
 

主な症状は下記のように「身体的・精神的」なものがあります。

• ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗
• めまい、動悸、胸が締め付けられる感じ
• 頭痛、肩こり、腰痛、背中の痛み、関節の痛み、しびれ
• 身体の冷え
• 疲れやすさ
• 不眠
• 気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定　など

症状や重さには個人差はありますが、共通しているのは、とにかく辛いということです。

更年期障害でお悩みの方に知ってほしいことは、「更年期障害は改善できる」ということです。もちろん適切な治療や対処は必要です。

当院を例に上げると、更年期障害でお悩みの方の改善率は99%となっています。

例えば、下記のような症状に苦しんでいた方が改善しているのです。

1. イライラが収まらない→イライラしないし、感情が乱れにくい
2. 「めまい」や「だるさ」で仕事にならない→「めまい」や「だるさ」がなくなる
3. 電車の乗り、座った瞬間に汗が吹き出す→汗がでない

なぜなら鍼と灸により「症状の大元であり、更年期障害が改善しない原因」である自律神経の乱れと、身体の冷えを改善できるからです。

「人の身体が持つ回復能力」を引き出したうえで、血液の循環を改善できる鍼灸ならではの効果だといえます。

更年期障害の主な改善例として、当院にお越しになるご利用者様の「改善までの流れと治療回数」をご紹介します。

治療前：更年期障害の症状で日常生活に大きな支障がでている

治療1〜2ヶ月後：症状による不快や辛さが、当初の6〜7割ほど軽減する

治療3〜4ヶ月後：根本改善する

※治療の頻度として推奨しているのは、最初から3～4回の治療は週1ペースで受けていただくことです。これにより短期間や少ない回数での改善が可能となります。

更年期障害は、女性ホルモンの分泌量が減ることで起こるのですが、閉経期前後であることや、生活習慣やストレスによる「自律神経の乱れ」と、乱れによる「身体の冷え」が原因になっています。

なかなか更年期障害が改善されない場合も、「身体の冷えが取れないこと」が原因といえます。

具体的には下記の流れで更年期障害が引き起こされやすくなります。

1．睡眠・食事・呼吸が乱れる

• 睡眠：睡眠不足、眠りが浅い、睡眠中に目が覚める　など
• 食事：食べるもの、食べ方、食べる時間、栄養の有無　など
• 呼吸：出来事や環境によりイライラして、呼吸が浅くなる　など

2．自律神経の働きが乱れる

3．自律神経の乱れが続くと、女性ホルモンの分泌料が低下する

4．2と3により身体が冷える

5．更年期障害が引き起こされる

東洋医学や鍼灸では、身体の冷えは全身の血流を滞らせ、身体の免疫力や回復力を低下させると考えます。その結果として、更年期障害をはじめとする病気や不調を引き起こすのです。

鍼灸で更年期障害が改善する3つの理由をご紹介します。

鍼治療により「自律神経の乱れ」と「血流」を改善することが、更年期障害の改善において本当に大切です。

主に下記のような効果があるからです。

• 自律神経が整う
• 血流が改善し、全身に血が巡る
• 身体の免疫力や回復力が高まる
• 身体の緊張が緩む
• 身体の冷えが改善され、体温が上がる

鍼治療の繰り返しにより、更年期障害の根本改善に向かいます。

お灸を使った更年期障害の治療では、灸と艾（もぐさ）を使って熱刺激を加えます。

筋肉や血管、リンパ節が刺激されることで細胞が活性化され、下記のような効果があります。

• 身体が温まりってリラックスできる／冷えが取れる
• 自律神経が整う
• 身体の回復効果が高まる

なお、灸だけで治療する場合と、鍼と灸を併用する場合がありますが、どちらも更年期障害の改善に効果を発揮します。

更年期障害の症状にもよりますが、肝臓や腎臓のツボを刺激することで、自律神経を整え、回復を促します。

そのために足の甲に針を指したり、お腹にお灸をするのです。

また、肝臓や腎臓に関係する「筋肉の深い部分」や「ツボ」への刺激は、マッサージなどでは行えないため、鍼灸特有の効果的な治療と言えるでしょう。

更年期障害への鍼灸治療は以下のように5つのステップで進みます。

きがわ上野鍼灸院では、13年で4万人の治療実績を持つ院長のわたくしが、お体の痛みや不調に対する鍼灸治療を行っています。 腰痛と生理痛の早期改善に対しては、とくに自信があり、多くのご利用者様に喜んでいただいています。