円形脱毛症
（原因・改善方法・鍼灸治療の頻度）について

こんにちは。

きがわ上野鍼灸院　院長の木川 岳秋(きがわ たけあき)です。

このページは下記のように「円形脱毛症で悩む方」に向けて書きました。

なぜなら円形脱毛症になったショックだけではなく、「見た目が気になる」「脱毛部分を隠す必要がある」「不憫に見られたくない」など、人の目も気になって精神的なストレスが多いからです。


そこで少しでも早く根本改善できるように「円形脱毛症の原因・改善事例・鍼灸治療」について詳しくまとめました。

円形脱毛症の改善に、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

円形脱毛症とは、自己免疫疾患により頭皮の一部、または複数部分の頭髪が抜けてしまう病気です。髪が抜ける頭部にの形が、円形や楕円形であることから円形脱毛症と呼ばれています。

症状には「単発型」「多発型」「蛇行型」「全頭型」「汎発型」があり、脱毛する場所と範囲、数に違いがあります。

詳しくご紹介していきます。

単発型の特徴は脱毛部が１箇所ということです。

多発型の特徴は脱毛部が複数あることです。重症化すると頭部全体の４分の１以上に症状が広がります。

全頭型の特徴は、ほぼ全ての頭髪が抜けてしまうことです。

汎発型の特徴は頭髪だけでなく、全身の体毛が抜け落ちていくことです。

円形脱毛症がひどくなると脱毛の範囲が変わります。

例えば、単発型の場合は多発型・全頭型に移行します。一気に精神的なストレスが増して、うつなどの精神疾患に繋がることもあるため要注意です。

円形脱毛症は、鍼灸治療により改善していけます。

もちろん、症状の出方により改善までの期間や治療回数は変わります。そのため、一例として単発型の改善例をご紹介します。

円形脱毛症の鍼灸治療に関して、当院が推奨している頻度は、週1回のペースです。結果として３〜４ヶ月（１２〜１６回）で改善されるケースがほとんどです。

ただし、お忙しくて週１回は厳しいという方もいらっしゃいます。その際は状況に合わせて、最適なペースを提案しますのでご安心ください。

※週１のペースは、当院の鍼灸治療に基づく推奨です。

円形脱毛症の鍼灸治療に関して、週１回のペースを推奨する理由は、「より効果的な鍼灸治療のアプローチ」を行うためです。

腰痛や肩こりなどであれば、治療後に身体の変化を体感できます。一方で円形脱毛症の場合、髪の毛が生えるタイミング（※１ヶ月に１センチくらい）を考えると、治療効果の確認は１ヶ月に一度だけ。


以上を考えると、週１ペースで脱毛部分の回復を促しながらも、円形脱毛症となった根本原因を探るために、さまざまなアプローチで鍼灸治療を重ねることが大事です。それが結果的に早い改善に繋がるからです。

一例として、単発型の円形脱毛症が改善した例をご紹介します。

※約５ヶ月で改善した事例です。

円形脱毛症の主な原因は下記のように様々です。

1. 精神的なストレス
2. 自己免疫疾患
3. アトピー素因
4. 出産後の女性ホルモン値の変化
5. 睡眠不足
6. 過度な疲労
7. 遺伝的要素
    

なかでも円形脱毛症になる決め手は「精神的なストレス」であることが多々あります。

例えば、上記２〜６番は円形脱毛症になる原因ですが、それだけで発症するわけではありません

原因はきっかけにすぎず、精神的なストレスが強くなることで、円形脱毛症が発症していると考えられるからです。

円形脱毛症に対する当院の鍼灸治療では、下記を大切にしています。
 

1. 脱毛部分の細胞回復と血流改善
2. 円形脱毛症に関係する肝臓のツボへ鍼治療する
3. 自律神経の乱れを整える
4. ストレス（精神的・身体的）の緩和
5. 根本原因の特定と改善
6. 効果的な鍼灸治療を可能にする「古代九鍼」の活用

詳しくは下記にまとめましたので見ていきましょう。

脱毛部分の細胞回復と血流改善をすることで、髪が生えやすい状態に整っていきます。

脱毛部分への鍼治療は、毎回行うことの一つで「損傷している細胞の回復」と「血流の改善」を目的に行います。

患部と患部周辺に、身体の負担にならない程度に鍼を刺すことで「身体が細胞を修復する」ために働き始め、血流を悪くする要因も解消されるからです。

肝臓に関係するツボに鍼治療することで、円形脱毛症の原因である精神的ストレスの緩和につながります。その結果、「症状改善」「再発防止」の効果が期待できます。


先程もお伝えしましたが、東洋医学では肝臓の不調が下記のように円形脱毛症につながると考えています。

精神的ストレス
↓
肝臓の不調
↓
血流や気の流れが滞る
↓
頭に熱が溜まる
↓
熱で毛根が損傷する
↓
円形脱毛症の発症


精神的ストレスと肝臓は密接に関係しているので、肝臓を整えることが「ストレス」と「血流」の改善につながります。その結果、円形脱毛症の回復に役立つのです。

自律神経の乱れを整えることで円形脱毛症の原因となる「ストレス」や「自己免疫疾患」の改善につながります。


なぜなら自律神経が乱れると、下記のように不健全な状態に陥るからです。
 

• 血流の滞り
• 緊張状態による疲労蓄積／回復が追いつかない状態
• 内臓機能の低下
• 身体の痛みや慢性化
• 気持ちの落ち込み
• ホルモンバランスの乱れ　など

結果的に身体の不調や病気に繋がりやすい状態で、人によって円形脱毛症に至ります。

そのため自律神経の乱れを整えることは、円形脱毛症の改善に必須ということです。

円形脱毛症の主な原因である精神的ストレスの緩和も進めていきます。

抱えているストレスが自律神経を乱し、血流を滞らせ、円形脱毛症を引き起こしているからです。


当院ではストレス緩和を目的にして、下記のように治療を行います。
 

1. 自律神経の乱れを整える
2. 肝臓をはじめとして内臓のツボに鍼治療する
3. 鍼や灸を使って全身の緊張を緩め、血流改善をする　など

ただし身体を整えることで「精神的ストレス」を緩和できますが、精神的なストレスを生み出す根本原因の改善には至りません。

そこで下記「理由５」も進めていきます。

円形脱毛症の根本原因を改善することが治療において必要不可欠です。

なぜなら一時的に症状改善できても、脱毛が起きる根本原因が改善されないと再発するからです。


そこで当院では、円形脱毛症の主な原因（精神的なストレス）を下記のように掘り下げます。
 

• どんな出来事や人間関係、環境がストレスになっているか？
• どのような考え方や捉え方、感情がストレスを大きくしているか？
• ストレスを感じたときに、どのように反応し、過ごしているか？

特殊な状況を除いては、出来事や人間関係、環境は、それだけではストレスにはなりません。同じ出来事でもストレスに感じる人、感じない人がいらっしゃるからです。

そのため、ストレスを作り出している「考え方」「捉え方」「ストレスに対する反応」を明確にして対策をお伝えしています。

こうしたサポートをすることで円形脱毛症を改善していけるのです。

当院の鍼灸治療では「古代九鍼」という特殊な鍼を使います。身体の回復力をより大きく引き出せるからです。

その結果として、一般的な鍼を使った治療よりも治療効果・回復効果が高まります。そして、より短い期間・少ない治療回数で「円形脱毛症の改善」をできるのです。


一般的な鍼灸院の場合、２,３種類の鍼を使うのですが、「古代九鍼」は９種類あり、太い鍼・長い鍼・刺さない鍼など様々あり、症状に合わせて治療の強弱をつけたり、重度の症状にも対応しやすくなっています。

なかでも２種類の鍼は、円形脱毛症の改善に必要な「自律神経の乱れ」「内臓の不調」「血流の滞り」を改善しやすくなっています。

きがわ上野鍼灸院では、１５年で４万人の治療実績を持つ院長のわたくしが、お体の痛みや不調に対する鍼灸治療を行っています。 腰痛と生理痛の早期改善に対しては、とくに自信があり、多くのご利用者様に喜んでいただいています。